エクセル講座

エクセル講座 参照 相対参照 絶対参照 複合参照

どうもtyubeiです。

今回は関数へ行く前に把握しときたい参照。

参照と言っても基本的な「参照」と、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の4つに分けられます。

データ入力に欠かせない基礎的な知識で、無駄な作業をなくす為の役割もあります。

指定された値を何度も入力する時は参照を用いることにより、1回の入力で指定されたセルが同時に変更できるので効率アップします。

相対参照・絶対参照・複合参照が解らない人はこれをみれば今日からどんどん活用しExcelで時短していきましょう!

参照

セルの参照とは「セルの値」使う事を言います。
具体例
セルには一つ一つ番地が付いております。
右上のアルファベットと左の数字を合わせた値がセルの番地になります。
A4を参照というのはA4のセルに入っている値を使う事です。

参照方法

参照を表示したいセルを選択して=(イコール)を入力します。
参照したいA4番地をクリックして指定するか、キーボードでA4と入力もできます。
番地を指定出来たらenterキーを押すとA4に入っている値と同じものが表示されて参照ができます。
参照先に値が変わると参照している値も一緒に変わるので注意してくださいね!

絶対参照と相対参照と複合参照の違い

でわ詳しく見て行きましょう

相対参照

「A1」と 何も記入なしてセルに入力した場合は相対参照
数式をコピーした時にExcelが自動的にそこのセルにあたる数式に変更してくれます。

例を見てみましょう。

上記の表をみるとお茶の価格が150円で数量が10個の合計価格をExcelで計算すると、数式は

「=D3*E3」となり合計金額を出すと1500円です。
この数式を相対参照して、F3~F6までオートフィルするとこのようになります。
これが相対参照を利用したコピーでエクセルが数式オートフィルでコピーするときに、自動的に範囲を指定しコピーしてくれる機能になります。

絶対参照

絶対参照にするには「$A$1]と入力した場合は絶対参照
税込み価格を表示したい場合はF8番地に税率が記入されおります。
その値を元に税込みの合計を計算していきましょう!
G3番地に絶対参照なしで数式を入れて行きましょう。

「=F3*F8+F3」という数式を入れて計算すると、このように税込みが表示されます。

これをオートフィルするとこのような税込み計算になってしまいます。

税込み価格の計算が違います、その原因は相対参照でオートフィルした為に税込み計算するセルの値がずれてしまっているからです。
絶対参照を使い固定したいセルの$〇$〇と絶対参照してあげます。
「=F3*F8+F3」計算式で消費税の値は中央にある「F8」になりますので、そこにキーボードF4キー1回押し絶対参照を入れてあげると「=F3*$F$8+F3」という式になります。
これをオートフィルすると税込みの合計が表示されます。

複合参照

行と列のどちらかが絶対参照される2つのパターンがあります。
でわこちらの表の掛け算の計算をしてみましょう!

C3番地の数式は「=B3*C2」になりますので、C列の計算式をすべて記入すると計算された値はこのようになります。

相対参照状態でオートフィルをやるとこのような合計になります。

黄色い範囲の合計が間違っており、D3番地の値を確認すると「=C3*D2」となってます。
オートフィルした時に列が勝手に一つ右のセルに動いているのが原因になりますので、これを複合参照してB3から動かない様に固定しましょう。

B列に固定する場合はB3に対して複合参照をしていきます。

D3の数式バー内のC3に移動しているのをB3へ戻して「$B3*D2」となるように複合参照をしていきます。

やり方はキーボードで打ち込んでも良いですが、F4キーを押すと数式バー内で指定した数値に$をつけてくれます。

D3の数式バー内のB3選択しF4キーを3回押すと「$B3」と、表が変更されますのでenterキーを押して確定してください。

右側にオートフィルすると計算がしっかりと合っております。

この状態でD3を下方向にオートフィルして行くとこのような計算結果になります。

先ほどと同様に計算してほしい値のセル番地がオートフィルした関係で、ずれてますのでこれを固定していきます。

表を詳しく見て行くとD4の数値が「$B4*D3」となっており、間違っているのはD3でこれをD2に複合参照で固定していきましょう!

D4の数式バー内の値D3をD2に戻して複合参照する数値を選択してF4を2回押すと「$B4*D$2」となります。

下までオートフィルするとこのように計算されます。

これで残りをオートフィルしてみてください。

すべての計算が合う答えが表示されます。

まとめ

今回は参照(相対・絶対・複合)について詳しくお伝えしてきました。

参照を理解することにより余計な作業を省略し効率亜アップすることにもつながります。

これからExcelで関数やっていく上で必ず使っていくスキルになります、しっかりと理解したうえで関数を学んで行きましょう!!