介護

2020年度版 介護施設の現状(有料老人ホーム)

今の介護現場と10年前との介護現場では、仕事内容は同じですが環境はずいぶんと変化がありました。

その変化が良いと思うか、悪いと思うかは人それぞれかと感じます。

職員の雇用形態の違いや、組織内や部署での考え方の違いなど気になることを言ったらきりがありません。

昔は組織はチームとして一致団結しており温かみがあった介護ができていたと思っております。

施設で長く住まわれているお客様からも、施設内の雰囲気が変わったねというお言葉もあったくらい、今はとても作業的な温かみのない介護になってます。

私の中で感じた介護という仕事についてや、今の現状からみてこれからのどのようなに施設が変化をしていくのかを私なりの言葉でお伝えしていきます。

本記事の内容

10年前の介護施設と今現在の介護施設の違い

チュベイくん
チュベイくん
はじめましてちゅべいでと申します

まずは私の職歴を少しばかりお伝えしていきます。

30代前半 

資格  ホームヘルパー二級

    介護福祉士

    ユニットリータ研修 修了者

介護歴は約10年目になろうとしております。

どのような業務内容をしてきたのか。

有料老人ホーム9年半

特別養護老人ホーム半年

仕事内容は

介護全般

食事委員会・事故ヒヤリ委員会・入浴委員会・業務改善委員会

などを経験しております。

会社内で役職にはなってはおりませんが、ある程度中心的な立場で業務や委員会をしてきました。

このような職歴をもつ私が10年前の介護現場と、現在の介護現場の違いや、これから介護職として働いていこうとする方へのアドバイスをお伝えしていきます。

10年前と今現在の介護施設の違い(有料老人ホーム)

チュベイくん
チュベイくん
私が考える違いは4つほどあると考えます

・雇用形態の違い

・職員の質 

・お客様との考え方の違い

・時間の余裕

雇用形態

今現在の介護施設(有料老人ホーム)

雇用形態

・有料老人ホームは非常勤で働いている方が多くいる

・常勤と非常勤、派遣で仕事内容が分けられている

・外国の職員が増えた

介護施設の雇用形態は、常勤(正社員)・非常勤(パート)・派遣の3種類があり、現在派遣を雇ってない介護施設は少ないと感じます。

介護施設が多く増えている今、有料老人ホームだと必ず派遣が数名はいると考えられます。

私の有料老人ホームでも約職員の5人に1人が派遣さんです。

雇用形態なんてなんでもいいじゃんと思う方もおられますが、ある程度仕事内容が分けられているの事実で、派遣さんに対する常勤からの嫌がらせがあるとかないとか・・・・。

日本人の介護職の人手が少ない為、外国の介護職員が最近増えてきている。

10年前の介護施設(有料老人ホーム)

雇用形態

・派遣で働いている方が一人もいなかった。

・仕事内容がある程度系一されていて仕事に対してスムーズに行えた。

私が介護の仕事を初めた時は、介護は人手不足と言いながらも派遣は一人もいません。

常勤も今の倍くらいの人数おられて、非常勤も充実しており、雇用形態のことを気にする職員もいなく、幅広く行動できていたのも事実。

派遣がいるから悪いという訳ではなく、正社員の中にも良い考えを持って働いている方はいますが、派遣で来ている職員のがしっかりとした経験や知識を持って働いている方が多くいるように感じます。

職員の質

今現在の介護施設(有料老人ホーム)

職員の質

・新人に教育できる職員がいない

・仕事ができる職員はすぐに辞めてしまう

・率先して問題を解決してくれるリーダーがいない

介護業界は1つの会社に長期勤めるということが少ない業種になります。

長くても10年、短いと3年くらいで辞めてしまいます。

職員の入れ替わりの激しい業種のため、職員の質が上がらないのも事実。

先頭に立って引っ張っていくという職員がとても少なくなりました。

ほとんどの人が面倒くさい仕事を増やしたくないから、見て見ぬふりをする方が増えたと思われます。 

新卒や新しい職員が来たとしても、新人教育ができる職員がいない。

10年前の介護施設(有料老人ホーム)

職員の質

・いい意味で仕切ってくれる先輩職員がいた

・行動力のある職員が多くいた

・介護に対してルールが曖昧なところもあった

10年前の職員の質ですが、ルールというものが最低限はありましたがあってないようなもの。

癖の強い先輩方が多くいましたが、仕事に関しては問題があれば率先して解決してくれるような頼りになる先輩。

その先輩たちが現場を引っ張ってくれてたおかげで、スムースに行動に移せていたのも事実。

お客様との考え方の違い

今現在の介護施設(有料老人ホーム)

お客様との考えの違い

・お客様やご家族からの要望が細かく多くなった

・施設は団体生活なのを理解していただけない

・世の中から介護に対する見え方が厳しくなった

施設側(介護職側)とお客様(ご利用とそのご家族)とで介護施設に対する求める事が変化してきたと感じられます。

具体的に例を挙げていうと

・ご利用者は職員にお願いすればなんでもやってくれると勘違いしている。

・施設は団体生活なので優先的にはできないことを承知なのに優先的にやってもらおうとしてくる。(ご利用者やご家族共に)順番を待てない方が多い。

・ルールで食品の管理については決められているのにルールを守らず管理できない量の食品をご家族が持ち込み、職員が管理をしないといけなくなる。

など挙げて言ったらきりがありませんね。

 お客様として入所しているの重々承知はしているのですが、一人のわががまを聞いてしまうと、他のお客様に示しが付かなくルールで決めた意味ありません。

ルールはしっかりあるのに本社の営業がお客様を獲得したいが為に、勝手に変な条件付きで入所されるお客様もいるのも現実です。

10年前の介護施設(有料老人ホーム)

お客様との考えの違い

・ご家族の方が介護の大変さを理解していた

・世の中から介護に対する見方が優しかった

10年前は介護職員側とお客様側である程度は融通が利き、施設側でもルールというものはありましたがそこまで制限される事はありませんでした。

食品に関しても施設内に持ち込む量は決まりはありませんでしたが、持ち込む側も食べきる事ができる範囲で持ち込んでくれていた為、今とは違って厳密にやってはおりません。

お客様やそのご家族からの要望も要望はありましたが、ある程度施設側の状況に合わせて介護をさせていただけました。

介護という職業の大変さをご理解をしてくれていたご家族が多くおられたと感じます。

時間の余裕

今現在の介護施設(有料老人ホーム)

なぜ今現在は時間の余裕がないのか

・お客様からの細かい要望が増えて業務量が増えてきた

・介護職の人手がいなく、介護経験者が減った

・介護未経験の職員や外国の方が増えて、うまく業務が回せてない

介護施設の時間の余裕について、介護施設が増えた現在は職員の質も下がり、お客様からの要望も増えて、業務以外の仕事(委員会業務や行事の準備)、通常業務などで介護職はとても忙しくしております。

介護経験者はある程度、経験を積むと条件良いところへ移動してしまう。 同じ会社に勤めていても、給料が大幅に上がることはない為。

最近は外国の方や介護経験が浅いかたが多くうまく業務を回す事ができないのも1つの原因になります。

10年前の介護施設(有料老人ホーム)

時間の余裕

・介護経験豊富な先輩がいた

・お客様から介護に対する要望がそこまで細かくなかった

・お客様や職員達のの融図が効いた

私が新人の頃は、介護経験者の先輩が多くしっかりと仕事を学ぶ事ができていた。

お客様やご家族様が介護の大変さを理解していただけており、協力的なご家族様が多くいられた。

融図とは時間があれば、散歩や買い物ツアーが気軽に行けていた。今では買い物へ行きたいお客様が増えて、時間制限や回数制限などルールが追加されて、気軽に買い物へ行くこともできない。

なぜこのような現状になってしまったのか

難しく言えば需要と供給のバランスが崩れているから。

これか団塊の世代で介護を必要とする人たちが増えてくると予想されます。

その為に世の中は、介護施設を増やして乗り越えようとしているのも事実ですが、介護施設を増やしたところで最低限の受け皿はありますが、介護の質を保つことはできません。

介護という仕事は、誰でもできるとイメージが強く、未経験で入ってくる方が多いです。

介護はそんな簡単な仕事ではなく経験者が少ない施設では、介護の最低限の質を守ることすら出来ていない施設もあります。

入浴は週に2回、食事は朝・昼・晩の3回、居室清掃は週に2回というルールがありながら、週に1回しかお風呂が入れず、お客様の体調が悪く自分で食べる事ができないにも関わらず、居室の机に食事を配膳して時間が経ったら勝手に下膳してしまうような施設も存在します。

これでもしっかりと介護ができているのかと言われてたそれは違うと思います。

職員の知識不足やスキル不足が、このような問題を起こしていると考えられます。

チュベイくん
チュベイくん
介護の仕事をしていく上で、大切なものが欠けているからだと私は考えます

チュベイくん
チュベイくん
それは「相手に対する思いやり」

チュウベイくん
チュウベイくん
最近の若い職員や経験が少ない職員は相手への思いやりが欠けてる・・・     相手の身になって考えることをしない職員が増えてきています。

介護は物を扱う訳ではありません。

困っている人を助けるのが介護です。

相手の気持ちも考えずに、自分勝手に介護をしてはいけません。

相手の同意を得た上で、行うのが介護です。

介護施設(有料老人ホーム)の今後は・・・・

これからの介護業界は、派遣社員や介護職未経験の職員と外国籍の職員がたくさん増えてくると予想されます。

今よりも求人が増えて無資格でも仕事に就くことは簡単になりますが、介護の質が低下することも考えられます。

外国籍の職員でもなんとなくしか日本語がわからなく、漢字は全くとして読めないかたが大半になります。

常勤の職員はこのような状況でどのようにして介護をの質を高めていくのかが問われる時代なのかと・・・・。

これから介護職として働く方へ

介護職としてこれからどのように働いていけば良いのか?

まずは自分の条件を確認し、どのような目的で働いて行くのかを考えましょう。

正社員として長く働くなら、退職金があり賃金が良いところを探すのも良いし。

時間の制限があり日勤帯しか働けないのであれば、非常勤や派遣ていう選択肢もあります。

お金だけが欲しいという方なら、派遣しながらダブルワークするという選択肢もあります。

ある程度介護経験があるならば、正社員という縛りにこだわる事なく、派遣という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?

働きかたは人それぞれ、視野を広げて自分が将来何をしたいかをしっかり見据えて選択していきましょう。

最後までご高覧して頂きありがとうございます。